高尾山だけじゃない!八王子の歴史を感じられる日本遺産構成文化財や周辺のおすすめスポット5選

高尾山だけじゃない!八王子の歴史を感じられる日本遺産構成文化財や周辺のおすすめスポット5選
東京都八王子市にある高尾山が日本遺産に認定されていることは有名で、多くの登山客や観光客が日々訪れていますが、八王子市には他にも日本遺産の構成文化財がまだまだたくさんあります♪
そこで今回は、その中でも特に歴史を感じられるおすすめスポット等を厳選して、5つご紹介!
その5つに関するスポットに高尾山への訪問とセットで訪れるもよし、八王子にある歴史スポットとしてそれらだけを巡るもよしです。

【日本遺産とは?】
地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化や伝統を語るストーリーを、文化庁が認定したものです。
そのストーリーを語る上で欠かせない、魅力あふれる有形や無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的としています。

【八王子市の日本遺産について】
八王子市の日本遺産タイトルは「霊気満山(れいきまんざん) 高尾山(たかおさん) ~人々の祈りが紡ぐ桑都(そうと)物語~」。
「桑都」と称され、養蚕や織物で発展してきた八王子の歴史を、高尾山とのつながりによって、過去から現在、そして未来へと紡いでいくという内容の物語となっています。
※「桑都物語」についてもっと知りたい方は、この後の【参考2】に記載のリンクからご参照ください!

【高尾山オーディオガイドのご紹介】
2025年10月20日にリリースされた、高尾山のオーディオガイドをご紹介!
この後の【参考3】をご覧ください。

★写真は国史跡、かつ日本100名城でもある八王子城跡。

八王子城跡と八王子神社で、八王子という地名の由来を体感!


写真手前の曳橋(ひきはし)は、当時、敵が渡れないよう外せる構造になっていました。写真奥の石段周辺は、敵が侵入しづらいように、直進できないような構造に工夫がされた虎口(こぐち)になっています。
八王子城跡は日本100名城の一つで、小田原北条氏の三代目、氏康の三男、北条氏照が築いた、関東屈指の山城です。
戦国の山城としての状態を良く残していること等から、2006年(平成18年)4月、日本城郭協会から「日本100名城」に選定されました。
石畳や石垣は、発掘によって確認された当時のものが極力活用され、破損していた箇所についても、できるだけ当時の形に忠実に復元がされています。
また、見学者の案内のために八王子城跡ガイダンス施設が建てられ、広場には八王子城案内板が設置されているので、訪れる人にも優しい城跡です。

一方、標高約460mの八王子城跡の本丸付近に鎮座するのが、八王子神社。
こちらも日本遺産の構成文化財の一つで、八王子という地名の起源となった社といわれています。
ご祭神はスサノウノミコトで、916年(延喜16年)、妙行という僧がふもとに庵を立て、牛頭天王と8人の王子を祀(まつ)って「八王子権現」と称したことが由来と伝えられています。

さらに、北条氏照がこの地に城を築いた際、守護神として「八王子権現」を祀ったことで、八王子城と呼ばれるようにもなりました。

八王子城跡と八王子神社の両方を訪れて、八王子という地名の由来と歴史を感じてみてはいかがでしょうか?

尚、土・日・祝日のみ、JR高尾駅北口1番バス乗り場から「八王子城跡」行きの西東京バスが運行されるので、とっても便利です!

2022年(令和4年)、約120年ぶりに修復された八王子神社の本殿を囲う覆殿

八王子城跡の詳細は、こちらから!

高尾山とセットで訪れるのも◎!甲州道中で最も堅固な関所といわれた小仏関跡


小仏関跡には、手形石や手付石等が残る関所跡と、関所役人の役宅跡があります
小仏関所(こぼとけのせきあと)は、江戸時代に甲州道中で最も堅固(けんご)といわれた小仏関所があった場所で、1928年(昭和3年)1月18日に国史跡の指定を受けました。

天正年間(1573年~1592年)、北条氏照が武蔵国と相模国の境に要衝として小仏峠の頂上に築いたのが、小仏関所のはじまりといわれています。
その後に関所は麓へ下ろされ、さらに北条氏滅亡後の1590年天正18年)、関東に入った徳川家康によって現在地に移設され、整備されたといわれています。

さらに、1888年明治21年)、甲州街道の路線が小仏峠を通る道から、現在の大垂水を越える道へと変更されましたが、その後に旧道を保存しようという気運が高まり、国の史跡に指定されたという歴史があります。

小仏関跡周辺は現在も旧道の面影があり、また梅の名所としても知られています。

高尾駅から行く場合は、北口1番乗り場より京王バスの小仏行きでバス停「駒木野」下車。
一方、高尾山の麓にある京王高尾線の高尾山口駅から徒歩約15分で行けるので、高尾山の行きや帰りに訪れて、江戸時代の往来に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか?

駒木野バス停の横にある関所梅林。例年3月に開催される高尾梅郷 梅まつりでは、多くの人が訪れ、スタンプハイクや模擬店で楽しんでいます

小仏関跡の詳細は、こちらから!

八王子織物を、SHOP BENECKやはちまるステーションで手に取って体感する!


SHOP BENECKで販売されている、マルベリーシティブランドの絹で作られた、わずか6cmほどのミニネクタイピンバッジと、上品で美しいストール(例)。もちろん、どちらもMADE IN HACHIOJI!
八王子は「桑の都(くわのみやこ)」と呼ばれ、 古くから養蚕と絹織物で発展してきました
絹の原料となる蚕の餌が桑の葉ゆえ、多くの桑の木が八王子に植えられていたことから、そうネーミングされたといわれています。

また、1995年(平成7年)までは、JR八王子駅北口のロータリー内に「織物の八王子」と書かれた噴水タワーが立てられていましたので、かつて訪れたことのある人は覚えているかもしれません。
現在、そこには「八」の字に巻いた絹がイメージされたモニュメント「絹の舞」が立ち、訪れる人々を出迎えています。

それゆえに「八王子織物」なくして八王子の歴史は語れませんが、その起源は、この後に紹介する滝山城下の市で取り引きされた頃だといわれています。

江戸時代には八王子十五宿が開設され、毎月4と8のつく日に市も開催され、繭や生糸、織物などが八王子に集まるようになりました。
また、明治時代になると「八王子織物」全体の技術向上と品質改善に取り組むため、八王子織物染色講習所が開設され、染色の専門家に指導してもらえるように!
さらに、八王子織物同業組合も結成されるなどして、産地全体で近代化に取り組み、徐々に成果を上げていったという、長い歴史があります。

そして1980年(昭和55年)に「八王子織物」は「多摩織」として、通産省から伝統工芸品の国指定を受けました。
それゆえに、桑都物語の構成文化財である「多摩織」を、具体的な日本遺産スポットとして示すことはできませんが、それらを実際に手に取って感触を確かめられる2店舗を、以下にご紹介!

まず1店舗目は、八王子繊維貿易館1階にある、八王子織物工業組合のアンテナショップです、SHOP BENECK(べネック)。
桑の実を意味する英語のマルベリーからネーミングされました。八王子織物を広く伝えるためのオリジナル製品であるマルベリーシティブランドのネクタイをはじめ、ストール、小物等、品揃えが豊富です!
JR八王子駅・京王八王子駅から西東京バスに乗り約10~15分、織物組合前バス停で下車、向いの歩道沿いです。

次に2店舗目は、JR八王子駅の駅ビルであるセレオ八王子北館の2階という、アクセス抜群の好立地にある、 はちまるステーション!
八王子のお土産はもちろんのこと、多摩地域の商品が揃う、生産者のものづくりへの想いや地域の情報を発信しているアンテナショップです。
JR八王子駅の1つしかない改札口を出て右へ進み、エスカレーターの右横にあるマルベリーブリッジ(ペデストリアンデッキ)へと続く通路を進むと、すぐ左側にこの店舗があります。
明るくオープンな店内に地元の商品がズラリと並んでいますが、それらの中にマルベリーシティブランドの商品もあり!
八王子織物に関する商品の取り扱いがあり、気軽に訪れることができる店舗です。
※はちまるステーションの詳細は、この後の【参考1】に記載のリンクからご参照ください!

自分用にはもちろんのこと、家族や大切な人へのお土産に、ネクタイやストール等はいかがでしょうか?





店内に地元の商品がズラリと並んでいる、はちまるステーション。八王子織物の商品を見つけて、手に取ってみましょう♪

SHOP BENECKの詳細は、こちらから!

都立滝山公園・滝山城跡を訪れて、八王子織物の起源等の悠久の歴史に思いを馳せる


本丸付近にある、滝山城跡の記念碑。自然の中にあるので、季節ごとの表情を見せてくれます
北条氏照が八王子城を築城する前に居城としていた中世の平山城「滝山城」があったところに、都立滝山公園が広がっています。

京王八王子駅、JR八王子駅北口から西東京バスの路線バスを利用し、滝山城址下バス停から徒歩約2分で公園入口!
バスを降りたら、プチ山歩きを楽しみつつ、まずは中の丸を目指して歩きましょう♪
空掘や土塁等、城の遺構がよく残っていて、お城好きの方はもちろん、お城好きでなくても歴史を感じることができるので、城跡巡りの初心者向けといわれているほどです。
また、公園内は豊かな自然に溢れているので、歩くだけで森林浴も楽しめて、癒されるのも◎!

そして、中の丸に着いたら、旧滝山荘の裏手へも行ってみましょう。
多摩川から狭山丘陵までを見渡せる眺望が広がっています!
北条氏照をはじめとする中世の人々がそこから見ていたのは、どんな眺望だったのだろうかと想像するだけでも、悠久の歴史を感じられます。

また、ここへの行きや帰りにぜひとも立ち寄りたいのが、東京都唯一の道の駅である「道の駅八王子滝山」!
その魅力を、次の章でご紹介します。

中の丸の旧滝山荘(瓦屋根の建物)と、桜のコラボレーション。桜を通して古が感じられる、不思議な体験♪

都立滝山公園・滝山城跡の詳細は、こちらから!

都立滝山公園・滝山城跡のすぐ近く!東京都にある唯一の道の駅・八王子滝山にもぜひお立ち寄りを♪


24時間利用できるP1駐車場は、大型車5台、普通車55台、身障者用2台分の駐車場スペース。8時~18時に利用可能なP2駐車場は、大型車4台、普通車41台の駐車スペース
東京都内にある唯一の道の駅が、道の駅八王子滝山です!
この道の駅には、たくさんの魅力が詰まっています♪

まずは「ファーム滝山」。
八王子市内で採れた
新鮮な農産物や畜産物等の農産物直売所です。

次に「はちまきや」では、八王子市内の農家のお嫁さんたちにより、地元の食材を活かし調理されるお惣菜が購入できます。

さらに、八王子の牛乳を使用したソフトクリームをはじめ、四季折々の地元産食材で作られたジェラートを頂ける「ミルクアイスMO-MO」、太麺と刻み玉ねぎのトッピングが特徴の八王子ナポリタンや、自社製造のシフォンケーキも頂ける「カフェ 滝山茶屋」等があります。

都立滝山公園・滝山城跡の行きに立ち寄り飲食物を買ったり、腹ごしらえをしたりするもよし、帰りに立ち寄りお土産を買ったり、おやつを食べたりするのもいいかも!

<都立滝山公園・滝山城跡に行く前に立ち寄る場合>
京王八王子駅、またはJR八王子駅北口から西東京バスの路線バス戸吹行き(ひよどり山トンネル経由)に乗車、道の駅八王子滝山入口バス停下車後、徒歩約3分。
<都立滝山公園・滝山城跡の帰りに立ち寄る場合>
滝山城址下バス停から西東京バスの路線バスJR・京王八王子駅行き(ひよどり山トンネル経由 )に乗車、道の駅八王子滝山入口バス停下車後、徒歩約3分。
<車でのアクセス>
中央道八王子IC(下り線からの場合は第二出口を利用)下車後、国道16号線を川越方面に向かい、左入橋交差点を左折して約500m(八王子ICから約5分)。

八王子市内の生産者により丹精込めて作られた新鮮な野菜や果物、畜産物と、それらも使用された加工品等が販売されています

道の駅八王子滝山の詳細は、こちらから!

【参考1】はちまるステーションの詳細は、こちらのリンクから!

はちまるステーションの詳細は、こちらから!

【参考2】桑都物語についてもっと知りたい方は、こちらのリンクから!

桑都物語の詳細は、こちらから!

【参考3】高尾山をもっと深く、もっと楽しく。耳から体験!高尾山を「物語とともに歩く」オーディオガイドのご紹介


高尾山オーディオガイドは、無料で利用できます※通信にかかる費用は必要です
オーディオガイドとは、音声による解説を再生できるシステムのことで、美術館や博物館、観光地等で利用したことがある人も多いと思われます。

今回ご紹介するのは、日本遺産の構成文化財である高尾山のオーディオガイド「祈りの山、高尾山~自然と信仰が重なる道~」です!

このオーディオガイドでは、豊かな自然や信仰の歴史など高尾山が持つ独自の世界観を、まるで小説を読んでいるかのような物語として、お楽しみいただけます。

また、PCやスマートフォンで聴くことができ、好きな時間に再生することができるので、
事前に再生して予習するもよし、実際に現地で再生してみるもよしです!

※多言語(日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語)に対応しています。

まずは、上記のコード、または下記リンクからアクセスをしてみてください。

こちらのコードからもアクセス可能!

高尾山オーディオガイドへのリンクは、こちら!

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